紫蘇ジュースの効能と作り方



紫蘇の持つ効能

紫蘇はミネラルやビタミンなどの栄養価を豊富に含んでいます。紫蘇にはアントシアニン系色素であるシソニンがある赤紫蘇と、このシソニンがない青紫蘇とがあります。

 

一般的には、青紫蘇は栄養価が高く、赤紫蘇には薬効があるといわれています。紫蘇に含まれているα‐リノレン酸は、身体の中でイコサペンタエン酸へと変化し、身体の免疫活動を正常にする働きをするようになります。この働きによって、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状が緩和されるようになるのです。

 

このイコサペンタエン酸にには、血液をサラサラにする作用もあるために、老化を予防し心筋梗塞を防ぐ効果も期待できるのです。また、紫蘇にはダイエット効果もあり、紫蘇に含まれているポリフェノールの一種であるロズマリン酸は、糖と脂肪の消化や吸収を抑える働きを持ち、利尿作用や発汗を促すカリウムも多く含まれているために、水太りの解消にも役立ちます。

 

紫蘇の持つ独特な香りは、嗅覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きを持っています。この紫蘇の香りの成分であるペリルアルデシドは、強い抗菌作用と防腐効果を併せ持っているため、食中毒を予防することが出来ます。

 

さらに、青紫蘇にはβカロチンがたくさん含まれており、その含有量はカボチャの三倍もあるのです。このβカロチンは、体内でビタミンAに変わり、ガンの予防や老化予防、動脈硬化の予防などに効果を発揮するのです。